Togetter - 「タダで音楽って出来ますか?」を読んで。

まずはこちらをどーぞ。

Togetter - 「タダで音楽って出来ますか?」 http://htn.to/gBimy1

と、これを受けてtwitterでつぶやいたことのまとめです。
修正しようかとも思いましたが、そのまま転載します。



音楽業界だけでなく多くの資本主義が岐路に立ってるね。この事実を受け止めなきゃいけないと思う。「SNS(web)で世界が近くなった」ってのは核だと思う。買わなきゃ手に入らなかったものに手が届くという時代。特に音楽はプロの作品でなくても満足できちゃうしね。


続)「プロの作品でなくても満足できる」ってのは「素人のものでも満足」とはイコールじゃない。飛び抜けての才能は金を払う価値がある。ただ素人のもの“も”溢れて価値のあるものが見えづらい世の中でもある。元々はそのセレクトの為の某ランキングもあった訳だがw


続)先のtogetterの発起者にイマイチ賛同できなかったのは音楽に対する真摯さが感じられなかったから。例えば「プロデビュー=成功」みたいな理論に見えた。「大学合格=競争終了」と同じような。流通という方法論が崩壊してる今、そんな甘い世界ではないだろう。


続)「タダで音楽って出来ますか?」 の答えはイエス。ただそれは機材や人件費とは別の話。「元々はタダだった」と言えばいいのか。聞きたいと思う人がいるからこそ価値が生まれる。そこからお金も生まれる。原点はそのはず。本来音楽家や芸術家の部類は望まれてなるもので、望んでなる職業ではない。


続)もちろん志があっての話だが、今の職業の多くは肩書き自称で通用する。望まれて今の職を得た人間など一握りだろう。そうやって資本主義が産まれたのだから。


続)だから自称演奏家に「タダで音楽って出来ますか?」 と言われても「趣味でやれば?」と返さざるを得ない。その作品で見返すしかないのだから。…そう考えると今までの方法論ベースを保持したい人なんだな、と。その方が楽だしそれを目指してきたんだろうからそうなんだろうけど。


続)と、ここまで書いて思った。今のプロの演奏家って自腹で曲書いてるの?金になると思ったクライアントが資金提供してるんじゃないの?デザインの世界も割と自腹切る人いるけど、どうしたって業界自体の自殺行為だよね。DTPデザイナーがプログラムから営業までやる感じ。独立できるじゃんw


族)独立されたら雇い主が必要なくなる。まあ作る側も製作以外に時間とられて作品のクオリティにも響くだろうし。最終的には共倒れ?w たぶんそんな終焉が近づいてるんじゃないかな?ある意味、原点回帰になるのかもしれない。リセットと言うか。


続)気軽な音楽家がいっぱいいていいんじゃないかな?ただこれまでの商業ベースでは音楽家はできないだろうけど。多くの業界で同じようなことが起きていると思うけど、それは本来の姿から離れた結果なんだとオモタ。